五百万石のイメージを覆した日本酒・加茂錦

酒米ごとに、なんとなーくこんなイメージを持っています。 山田錦酒米の王様で万能なかんじ、雄町は芳醇で華やか、五百万石は淡麗。 わたしは芳醇な雄町が大好き、オマチストです。 そのため、真逆なイメージを持つ五百万石を嫌厭しておりました。

ですが!! わたしの五百万石に対するイメージを覆す日本酒に出会ってしまいました。 その名も「加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver7.4 生詰原酒しぼりたて」です。

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店員さんのレコメンドで飲んでみた

お店で店員さんに「華やかで甘みを感じる日本酒でオススメありますか?」って尋ねたところ、持ってきてくれたのが「田酒」と「加茂錦」でした。

え?五百万石?? が最初の感想でした。 だって、いままで「華やかで甘みを感じる」というキーワードから、五百万石をオススメしてくれる方がいなかったんですもの。

正直困惑してたのですが、店員さんの「大丈夫です、好みの味ですよ!」という自信みなぎるセリフに押し切られるように「加茂錦」を頼んでみました。

味わったことのないコクを感じた五百万石

このお酒、五百万石を70%使っているんですが、飲んでみると信じられないくらい甘みとコクを感じるんです。 いわゆる、大好きな味です。 なんだか今っぽい日本酒の味がする (言語化できない!!)

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調べてみると、杜氏は20代の若き杜氏で、「加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver7.4 生詰原酒しぼりたて」は仙台サミット1位を獲得していた名酒だったんです。

目から鱗とはこのこと! 五百万石はスッキリした味という固定観念だけでお酒を選んでたら、絶対に出会えませんでした。 知ったかぶりして、酒米の種類だけで判断するもんじゃないですね。 日本酒の奥深さに唸ってしまった「加茂錦 荷札酒 純米大吟醸 ver7.4 生詰原酒しぼりたて」でした。